シフト勤務のパート・アルバイト・契約社員等の非正規労働者がコロナ休業期間中の休業手当を「シフト未決定」を理由に「支払い対象外」とされる相談は当相談窓口にも数件寄せられています。大阪の「フジオフードシステム」が経営するカフェ「デリス タルト&カフェ」に勤務する女性パート従業員が同店休業期間中の休業手当など181万8658円を支払いを同社に求めるとして横浜地裁に訴えを起こしました。休業期間中、シフトが決まっていた数日分は支払われ、未決部分は支払われていない、しかし、正社員は所定労働日の100%が支払われているとしています。飲食店ユニオンが当該女性パート従業員を支援しています。詳細は以下の記事等をご参照ください。
2021年7月22日 朝日新聞朝刊に掲載された記事のPDFです。
2021年7月21日 弁護士ドットコムより配信された記事です。
2021年7月21日 23時30分 テレ朝のニュース映像です。
この「シフト未決」による休業手当・賃金の未払は、北海道労働審議会でも連合石狩地協(札幌地区ユニオン 山本書記長)から政策的解決を提起しています。また、2022年度の連合北海道政府予算及び道政に対する「要求と提言」にも北海道季節労働組合からの要求として挿入されました。正社員が100%で非正規が0%というのは格差というより差別です。ときに、この「フジオフードシステム」の親会社は「フジオフードグループ本社」で「かっぽうぎ」等の飲食店を経営しています。
札幌地区ユニオン加盟組合の皆さんに、最低賃金引き上げのFAX行動を7月30日まで間に実施するよう呼び掛けています。各単組は以下の例文を参考に起案し送付して下さい。送付先のFAX番号は【011-756-0056】です。
2021年度北海道地域最低賃金の引き上げを求める要請書の例文です。